2019年11月23日

Men of destiny2 18話

《大佐!ビッグボーイ大佐!》

ロックは無線に呼びかける。

《………して…な………だろ》

音声が途切れ途切れに聞こえる。

《大佐!応答してくれ!》

《…っぱ…を……せて……さい…》

どうやら誰かと話しているようだが聞こえ辛い。

「おかしい、無線が通じんのか…」

ロックはため息を吐いた。
もう一度呼びかける。

《大佐!》

《ななななななんじゃ!?》

《大佐、聞こえるか?》

《あー、ロックか!?》

《あーって……大佐、いまジャブロー内へ侵入したが、そこでジョナサンらしき人物を見た》

《何だと!?それはジョナサンだったのか?》

《確証はないが限りなく似てはいた》

《アラスカでの核の爆発に呑まれ消息を経ったままだが…何のためにここへ…ロック、まだ生きていると決まったわけじゃない。君の任務はガンボトリオンの破壊だ。まずはそれを第一優先に動いてくれたまえ》

《了解した》

通信を終えたロックは立ち上がる。

(大佐は何をやっていたのか…)

心の中でそっと思う。

「知った奴が居たのか?」

「あぁ、俺の前任で任務を遂行し消息を経った奴が居てな。限りなく似ていた」

「なるほど…」

「まぁいい、俺達はこのまま変更無く任務を進める」

ロック達はエレベーターへ向かい歩き出す。

乗降ボタンを押し、エレベーターが来るのを待つ。
その間にソーコムの弾数を確認したりM16を確認し自分の装備を整える。

そしてエレベーターは到着しゆっくり扉が開く。
ジャブローは鍾乳洞を利用して作りているようで、壁や天井は鍾乳洞そのままだった。
そこに目の前にはコンテナの山、隠れながら奥へと進むには絶好の場所だった。

「…人の気配は無いな」

トシゾーの言葉に頷きゆっくり進み始める。

「まずはガンボトリオンがどこに格納されてるか、場所を知る必要があるな、それを探そう」

ソーコムにサイレンサーを取り付ける。
スニーキングする場合はいかに音を立てないか、音が自分の命の危険に関わってくる。

ロックはソーコムを構えコンテナを利用しゆっくりと進んで行く。

この部屋全体を調べたがどうやら敵は居なそうだ。
奥にあった自動扉に入り次の部屋へと進んでいったがその部屋にも特に兵は配備されてないようだ。

「以外に警備が甘いな…」

ロック達はそのまま部屋を何個か調べたが敵兵は居なかった。
その中で、銃弾やレーションなどを手に入れる。

そしてコントロールルームらしき部屋に辿り着いた。
目の前には巨大なモニターやPCなどが並んでいる。

「ここで情報を収集出来そうだな」

ロックはキーボードを叩く。

「あった、ここだな」

ガンボトリオンが格納されている場所が判明した。
モニターにもガンボトリオンが鎮座しているのが見える。

「こいつだ…」

「人類はこんなものを作れるようになったのか……」

トシゾーの驚きの声。

「あぁ、だがこいつは破壊しなければならない」

「ロック、質問だがこいつをどうやって破壊する?」

「C4爆弾か…RPGがあればいいのだが、そいつを調達しないとな、それを探しつつ…行こう」

「行こう」

そういう事になった。

to be continued


小説を書く上で励みになります!応援よろしくお願い致します!(^^)⤵︎ ⤵︎


人気ブログランキング



2019年11月17日

Men of destiny2 17話

小高い丘を目指していた2人は、田中に言われた場所へと到着した。

「この辺だな」

周りよりも高い位置にある為ジャングルが一望できる。
遠くでは鳥たちが青空を背に飛んでいた。

「ここで流せばいいのか…」

ロックはiPodを取り出す。

「BGMが何とかしてくれるの意味が分からんが…」

「とにかく流してみれば良いだろう」

トシゾーの一言に頷き、iPodを再生する。

Sad warrior〜死にゆく男達〜の軽快なピアノから始まるイントロが流れ始めた。


♪〜Love〜愛は命〜それは別れ歌〜♪


Sad warrior〜死にゆく男達〜をBGMに周りの環境が変化してくる。

上空から大型の輸送機が30機以上飛んで来て、兵たちが雨のようにパラシュートで降下していく。


それに合わせて、ジャングルの一部がトンネルのように穴が開きジャブローの入口が現れる。

そこから手にM16を装備した兵たちがワラワラと出て来て、降下してくる兵達へ発砲し始め銃撃戦が始まる。


「………何が起きてる…んだ…?」


突然の状況にロックは戸惑う。

目の前では突然、戦争ともいえる大規模な戦闘が起きていた。


「絶好の機会だ、潜り込もう」


トシゾーの言葉を背に2人は小高い丘丘を掛けおりる。

戦闘中の為2人に気付く者は居ない。

そして手薄になった入口に近づき一気に潜入、田中から貰ったカードキーを使って中に入った。

中は格納庫なのかT-14やT-72などの戦車が静まっていた。


「さっきの戦闘でこれらが使われないとは…どういう事だ?」


「おかしな事が起きてるのは間違いないが、当初の目的の場所へ潜入出来たのは間違いないな」


「あぁ、そうだな」


2人は格納庫を進んでいく。

不思議なことに見張りの兵も居ないようだ。


奥へと進むと貨物用のエレベーターが見えてきた。


「トシゾー、あれで上へと行けそうだ」


2人は頷き更に進んでいくと、そのエレベーターに乗る1つの影が見える。

敵だと思い2人はT-14の影にサッと隠れる。


「…何者だ」


ロックは小さく呟き影を見つめる。


頭にバンダナを巻き、ロックが着用しているスーツに類似したものを着ている。

腰にはソーコムらしき銃を装備。


「スニーキングスーツ…」


ロックの目は男を捉え続ける。

謎の男はエレベーターのスイッチを押し、扉が閉まっていく。

その瞬間、視線を感じたのか、男は振り返った。

目と目が合った気がしたが、男は直ぐに背を向ける。


「!?アレは…ジョナサン!?」


アラスカで消息を絶った男、ジョナサン。

そのジョナサンに一瞬見えたが扉は締まりきり姿は見えなくなった。


to be continued


小説を書く励みになりますので、クリック応援よろしくお願い致します!m(_ _)m⤵︎ ⤵︎

 


2019年11月02日

Men of destiny2 16話

ロックがヤマートルを倒した頃、トシゾーとキュービンの戦いは続いていた。

兼定と同田貫が火花を散らす。

トシゾーはキュービンの音速の踏み込みからの袈裟斬りをバックステップで躱す。
更に追撃の切返しを兼定で弾き返す。

キュービンの手が膨らんだとこにトシゾーの胴切り。

腰をくの字に曲げギリギリで躱す。
右上に切り上げるも顔を反らされこれも躱される。
続く上段からの打ち込みは同田貫で受け止められる。

「まぁまぁやるじゃねーか」

トシゾーはニヤリと笑みを浮かべる。

「気が合うな、同じ事を思った」

キュービンも同じく笑うと同時に蹴りを放つ。
トシゾーは咄嗟に離れ距離を取る。

距離を詰められ下からの斬り上げを兼定で弾き左の拳で顔面を殴る。

「ぐっ」

仰け反ったキュービンの腹に蹴りをめり込ませ、吹っ飛んだキュービンは木に激突した。

キュービンは直ぐに反撃しようとするが腹部に激痛。

隙を逃さなかったトシゾーの兼定が左脇腹に刺さっていた。

「あがっ…」

気力を絞り同田貫を振るが空振りに終わる。
左脇腹から血がながら落ちる。
それを左手で抑えキュービンは1歩前へ進む。
この出血量だと持って数分だろう。

キュービンは死を覚悟した最期の踏み込み、トシゾーとの距離を一気に縮め右斜め上からの斬り下げ。
トシゾーは懐に潜り込み、キュービンの右手首を斬る。
同田貫を持った右手首が宙を舞った。

「うぎゃっ」

キュービンは苦痛の声と共に後ろへと下がる。

「もはやこれまでか…」

「潔いいな。そこは認めてやろう」

「この傷では俺の命は持ってあと数分だろう…トシゾーよ…いい死合だった…」

「.........」

「だが安心するなよ…俺の他にまだペリカンとカンガルーのビン兄弟…そしてユービンが居ることを…」

キュービンはその台詞を吐き、力尽きるように倒れる。そしてそのまま息をすることは無かった。

トシゾーはキュービンの最後の台詞に

「相分かった」

と答えるのみであった。
兼定に付いた血糊を拭き、鞘に収める。

「終わったか」

ロックが近づいてくる。

「以外にあっさりだったな、流石だ」

「相手が弱かろうと強かろうと武士として死合したからには貶す事はしないさ。いい死合だった」

ロックは武士として、そして男としてのカッコ良さを感じた。

「行こう!」


2人は北東にある小高い丘を目指す。

to be continued


小説を書く励みになりますので、クリック応援よろしくお願い致します!👇👇m(_ _)m



人気ブログランキング

ギャラリー
QRコード
QRコード